旅先に居ります→日本に居ります

海外旅行中、心配して下さる方々への生存確認日記です

高雄に着いた (1)

台東から高雄に電車で移動しました。
途中爆睡していて、一瞬見た外の景色が豊かな緑であったことしか覚えていません。
台東のバスターミナルから台東火車站まで24元、30分程でした。この間も寝てました。

高雄の駅でどの出口から出れば良いのか、案内板を見ていたら、青年が英語で話しかけてくれて、メトロの乗り場を教えてくれたのみならず、切符(トークン)を買ってくれたうえに私と同じ駅で降りてホステルまで連れて行ってくれました!
昨年オーストラリアにワーキングホリデービザで滞在しており、バックパッカーだったから色々助けてもらったんだそうです。日本でも助けてもらったと言ってました。

移動中話した内容の一部。
メトロのアナウンスの話から台湾での言葉の話になりました。
マンダリン、台湾語、客家語が多く話されているとのこと。
台湾語は若い世代では聞き取りは出来ても流暢に話せない人が多いと言うので理由を聞くと、国民党(KMT)の方針だそうです。
彼が言うには、日本が台湾に来たときは、役人たちは現地の人たちと話す為に台湾語を学んだそうです。
一方、日本の敗戦後、大陸での共産党との戦いに負けて台湾にやって来た蒋介石の国民党は、現地の人たちにマンダリンを学ばせ、自分たちは台湾語を学ぼうとしなかったそうです。
それが今も続いており、台湾語は教育されないのだそうです。

KMTは日本とは全く違うんだと言ってました。
この辺りについては何冊か本を読んだのですが、日本語で読む本は日本に優しいような気がしてしまうのです。もっと読みたいし、勉強したい項目です。

さて、ホステルに着いて、メトロのトークン代を受け取らない彼に果物(しかも台東出る時に宿の人がくれたもの。汗)を押し付けてお礼としました。

一緒にいたのはたったの20分程度だと思います。しかしこの間にもKMT批判になるという現実をどう捉えたら良いのかしら。