無駄無駄無駄。
日本社会に適応しようとする努力という名の度重なる人格的自殺の果てに
死に切れない人格が「また、生き残ってしまったな」と
物理的に私をここに連れてきたのだと解釈すると腑に落ちる？
無駄な努力。
10年以上。
無駄だったと認める気休めも、気休めと知りつつ必要だわね。
今日はシャモニへ来て始めて本気登山。
シャモニ1035ｍからプラン・ド・レギュイユ2317ｍまで登り
そこからモンタンヴェール1913ｍまで斜めに山を降りて
さらに歩いてシャモニ市街地へ戻る。
朝6:30に家を出て帰宅21:30。
明日仕事。
でも自然の力って本当にありがたくて
「近視眼的になりなさんな」という誰かの声を聞きつつ
近視眼的にきのこに夢中。
うちの前から見えるボッソン氷河にだいぶ近づいたと気づいてびっくりした。
白人のお父さんの末っ子を背負って歩く率の高さにも驚いた。
肩車もいた。
危な。
それ以外に2，3人の子どもがまとわり着いている。
子連れファミリーの子の多さにもおどろいた。
あと、店にあまり来ない（と思う）ドイツ人の多さにもびっくりした。
来てるけどイタリア人ほど目立たないだけかな。
2317ｍのプラン・ド・レギュイユで昼寝。
気持ちいい。
さらに上があるんだけど、分厚い雲に覆われて全く見えない。
その見えない部分から雪だか氷だか土だかが
ときおり轟音とともに雪崩落ちる。
大変な迫力です。
モンタンヴェールの近くにはメール・ド・グラス氷河がある。
ということで行ってみたが、氷河、ほとんどないやん・・・。
氷河に削られたＵ字谷はよくわかるけど。
それから近くの別の氷河から溶けた水が滝になってるのが
いく筋か谷に落ち込むのがきれい。
途中で土に吸い込まれて川にはならないみたい。
詳しくは知らないけど、そう見える。
今まで散歩に行ってた北側にある山と違って
南にある山の北斜面を、昨日の雨の後に登ったので
麓のほうでは湿気をすごく感じた。
日本の山みたい。
苔やシダ植物も断然多い。
こっちを登るとモンブランが見えないけど
こっちのほうが好きかも。
